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苦労して まるくなる人 とがる人

 

 

 

kurou  

 

 

 

 子供の頃、ドラマの主題歌として、

 

「贈る言葉」という曲がテレビから流

 

れていました。「人は悲しみが多いほ

 

ど人には優しくできるのだから」とい

 

う歌詞が、今も忘れられません。当時

 

私はこの言葉を素直に受け入れること

 

が出来ませんでした。両親の離婚を機

 

に住まいを失い、祖母の生家である法

 

藏院に居候をすることになったのです。

 

母子家庭でいつも肩身の狭い思いをし

 

ていました。他人からの心ない言葉に

 

傷つき、心をとがらせることもありま

 

した。そんな私には「悲しみが多いほ

 

ど優しくなれる」とはとても思えなか

 

ったのです。    

 

 

 

arakawa

 

 

 

 人は、自分と人を比べて優劣を競い

 

ます。貧富、学歴、家柄、容姿、能力、

 

数えればきりがありません。しかし、

 

あらゆるものが平等な世界があるとし

 

たらどうでしょう。他人の物を欲しが

 

ることもなく、自分を卑下することも

 

なく、ねたみやひがみがないとすれば

 

どれほど穏やかに暮らせるでしょう。

 

これを実現してくださるのが、極楽と

 

いう世界です。菩薩さまの姿として容

 

姿端麗に生まれ、神通力という様々な

 

力を得て、行く末は仏(ほとけ)にま

 

でしていただける世界です。阿弥陀さ

 

まを信じ、南無阿弥陀佛と称えるだけ

 

で、私たちは平等な世界にお救いいた

 

だけるのです。  

 

 

 

知恩院 阿弥陀堂

 

 

 

 今の私が優しくなれたかどうかは解

 

りませんが、人に同じ苦しみを味わっ

 

て欲しくないとは思っています。だか

 

らこそ、心ない言葉によって心をとが

 

らせている人に「南無阿弥陀佛」を贈

 

りたいと思っています。

 

 

 

合掌 南無阿弥陀佛

 

 

 

 

| 法藏院住職 | 20:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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