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わがこととして

 

 

wagakototoshite  

 

 

 

 幼い頃、ぜんそく発作に苦しむ私に、

 

母が言いました。「代われるものなら

 

代わってやりたい。子どもが苦しむの

 

を見ているくらいなら、自分が苦しむ

 

ほうがよっぽどいい 」。吐く息が白く

 

なるこの季節、母の姿を思い出します。  

 

 

 

 

 阿弥陀さまは、私たちが積むべき修

 

行を代わりにつとめてくださいました。

 

これを代修(だいしゅう)と言います。

 

私たちを、苦しみ多い世界から極楽へ

 

と救うために修行をし、その成果を、

 

「南無阿弥陀佛」の六字に込めてくだ

 

さいました。念仏を称えることにより

 

極楽に生まれることができるのは、阿

 

弥陀さまの代修のおかげなのです。た

 

とえば、大きな屋敷で心静かに何不自

 

由なく暮らすには、かなりの経済力と

 

それを得るための努力が必要です。同

 

じように、仏の世界で暮らすためには、

 

本来とてつもない修行をしなければな

 

りません。しかし、欲望や怒りにまみ

 

れ、怠け心を捨てきれない私たちには、

 

それができません。その結果、今も苦

 

悩の世界に生きているのです。阿弥陀

 

さまは、この苦悩をわがこととして受

 

け止めてくださり、代修により念仏を

 

ご用意くださいました。阿弥陀さまは、

 

「南無阿弥陀佛と我が名を呼べば必ず

 

極楽に救う」とおっしゃっています。  

 

 

 

知恩院 阿弥陀堂

 

 

 

 誰かが救われる話ではなく、自分が

 

救われる話です。どうか仏の言葉を、

 

ひとごとではなく、わがこととしてお

 

聴きください。私たちは、ようやく苦

 

悩の世界を離れ、 安住の地へゆけるの

 

です。共々に念仏をお称えしましょう。

 

 

 

合掌 南無阿弥陀佛

 

 

 

 

 

| 法藏院住職 | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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