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南無阿弥陀佛 いまを生きる

 

 

 

imawoikiru  

 

 

 

 ある方が、私におっしゃいました。

 

「先ほど法話の中で、お念仏をお称え

 

すれば、息子も私も阿弥陀さまに極楽

 

へ救っていただける、必ず再会できる

 

とおっしゃいましたが、私は今、寂し

 

くて苦しくてどうしようもないのです。

 

夫に先立たれ、両親を見送り、そして

 

一人息子を亡くしたのです。これから

 

私は何を頼りに生きていけばいいので

 

すか」  

 

 

 

 

 大切な人を亡くすと、言いようのな

 

い喪失感が私たちを襲います。気力を

 

失い、何気ない言葉に傷つき、食事も

 

喉を通らなくなります。しかし、ふさ

 

ぎ込んでばかりはいられません。食べ

 

ていかなくてはなりません。働かなけ

 

ればなりません。この世は本当に残酷

 

だと感じます。「いまを生きる」こと

 

は苦しいことです。私はこのようにお

 

伝えしました。「阿弥陀さまは必ず私

 

たちを助けてくださいます。どんな悩

 

み事にも寄り添い、耳を傾けてくださ

 

います。ありのままで向き合ってみて

 

ください。どうかお念仏をお称えくだ

 

さい。助けてください阿弥陀さまとお

 

名前をお呼びください。阿弥陀さまが

 

必ずお導きくださいます」  

 

 

 

知恩院 阿弥陀堂

 

 

 

 この方は今日も一人で食事をされて

 

います。早朝から仕事に出られます。

 

もちろん、お念仏によって寂しさや苦

 

しみが消え去ったわけではありません。

 

しかし、懸命に、いまを生きておられ

 

ます。ご家族との再会を信じて、お念

 

仏を頼りに生きておられます。私たち

 

は、極楽にお救いいただくその日まで

 

「南無阿弥陀佛と称えて、いまを生き

 

る」ほかないのです。

 

 

 

合掌 南無阿弥陀佛

 

 

 

 

| 法藏院住職 | 10:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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