Entry: main  << >>
ぬくもりに やすらぐ

 

 

 

nukumori  

 

 

 

 寒い冬の朝、本堂での読経を終える

 

と、いつも台所にほうじ茶が入れてあ

 

りました。母は、絶妙のタイミングで

 

お茶をいれてくれました。あつ過ぎず、

 

ぬる過ぎず、一息で飲める、ちょうど

 

いい温度でした。その温もりに癒され

 

一日のはじまりを穏やかに迎えていた

 

ことを、今も思い出します。  

 

 

 

ほうじ茶

 

 

 

 亡くなった母に、習っておけばよか

 

ったと思うことはたくさんありますが、

 

一番後悔しているのはお茶のいれ方で

 

す。あまり身内を褒めるのは良くない

 

と思いますが、ほうじ茶に限らず、煎

 

茶もお抹茶も美味しくいれてくれまし

 

た。ごく普通の茶葉ですが、心を込め

 

て注いでくれたお茶には、優しさとい

 

う高級感がありました。今思えばあれ

 

が、「人を思う」ということだったの

 

でしょう。相手のことを思って、人と

 

接するということの大切さを教えてく

 

れていたのだと思います。息が白くな

 

るほどの朝、私は台所のほうじ茶に支

 

えられていました。失ってから親の有

 

り難みを知るようではいけないのだと

 

思いますが、今になって「あたりまえ

 

だと思っていた日常」に、深く感謝し

 

ています。そして「人を思う」難しさ

 

を実感しています。  

 

 

 

 母のように美味しいお茶を入れるこ

 

とは出来ませんが、私にも、誰かのた

 

めに出来ることがあるはずだと思って

 

います。いつの日か、誰かの「やすら

 

ぎ」になれるよう精一杯努力したいと

 

思います。そして、出会った方には、

 

「周りの方を穏やかにするような生き

 

方」をお勧めして参りたいと思います。

 

 

 

合掌 南無阿弥陀佛

 

 

 

| 法藏院住職 | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment








Trackback

Calendar

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

Profile

Search

Entry

Comment

Archives

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode